「私ってヤングケアラーでしょうか?」という相談を受けた
ヨーグルトにはちみつを入れて食べる。最近の朝食です。
「私ってヤングケアラーでしょうか?」という相談を受けた。
学校から送られてくるプリントを見ていると、お手伝いをさせること自体がヤングケアラーだと言われているようで不安になるそうです。
ヤングケアラーという言葉が流行のように使われるようになった時、ちょっと怖いな・・・と感じましたが、その影響はやはり自信のないお母さんたちにはあるようです。
今、子育てに自信満々なお母さんなんて、そんなにいないでしょう。
その不安に塩を塗るようなことをするのは、母親が笑顔でいてくれることを望んでいるこどもたちにとっても良い環境ではないと感じます。
ヤングケアラーとは、例えば、親がパチンコに行くために下の子の世話をさせること、家庭が貧困で両親が仕事に追われ、お金が無く介護施設にも入れない祖父母の介護を学校に行かずにしているこどもたち、などのことだと考えます。
しかし、普通に働く両親の手伝いまでもが、ヤングケアラーのような捉え方をする方もいる。逆にこの役割をこどもたちから取り上げてしまうと、役に立つ充足感、自己肯定感などが育たず、社会に出てから苦労する大人になってしまう可能性がかなり高いです。
ヤングケアラーにならないお手伝いとしては、役割を与え、できなくても怒らず、できたらめっちゃ褒める、ということが親のコミュニケーション力としては必要になります。役割を与えたあと、やらないことで怒られる続けると、やらされている感になってしまうので、これは本人にとっても嫌なことになってしまいます。
会社にいませんか?やらされている感で働いている人。
一番近づきたくない人たちです。自分のこどもたちが社会人になった時、そんな大人になるのは避けたいものです。
そうなるかならないかは、親が上手に役割を与え、出来た時に褒めること、感謝すること、助けてくれてありがとうと伝えられるか、です。