持続的となる、こどもたちの環境を作るには、親への教育も必須
周りにシングルマザーがいたら「日本シングルマザー支援協会の会員さん?」って聞いてみてください。「そうです」ってその方が答えたら、「頑張ってますね」と一言、笑顔で伝えてください。それだけでいいです。それだけで、私たちは今日も、あなたの掛けてくれた言葉のお陰で、こどもの未来を創るために頑張れます。
こどもの体験格差が問題視されています。これは本当に大きな問題だと私も思います。
しかしこれってお金だけの問題じゃなく、親自身が体験を重要視されて育っていないことで、体験の重要性を知らないから体験格差が生まれているという側面もあります。
こどもへの支援はとても重要です。こどもの成長は待ってくれませんから。しかし、持続的な環境を作るには、親への教育も必須です。親の考え方が変わらなければ、こどもの体験が”点”でしかなく、体験を繰り返すことができなかったり、また体験を重ねた上での俯瞰的な思考構築にもなりにくいです。
親が悪いと言うわけではなく、親自身がその重要性を教わる機会がなかったことに注力すべきで、こどもへの体験の提供とともに、親を憐れみではなく、親の成長を伴うサポートとのセットが理想的です。
お金が無いとこどもの経験を増やせないと思い込んでいる節もあり、この場合親子共々諦め癖の原因になってしまうので、お金を掛けない方法を親に教えることも大事ですね。
思い切って地方移住だっていいかもしれません。地方は体験の宝庫です。地方暮らしがこどもの人間力アップにどう活きていくのか?そのことを親に教えるだけでもこどもの体験格差の解消にもなります。
また、自分でやろうとせずに、こどもたちの体験を作ってくれているNPOなどに託してしまうのもいいですね。こどもを他人に託して、こどもの思考を拡げると共に、日々の自分自身の疲れを癒す時間、未来を考える時間に変えていくことで、更に親子の未来に希望が射します。