世帯主とは家計の中心となる人のこと

シングルマザーの可能性を追求する、シングルマザー支援団体の代表の江成です。



昨日は月一ラジオの日。
協会から就職支援を受けた、田村さんをゲストに迎えて、パートから正社員への転職した時の話をお聞きしました。

シングルマザーは世帯主なのに、何故かパートのままの人が多い。何となく女性の場合は、世帯主であることより、母親であることの方を、本人も社会も無意識に優先させるので、世帯主がパートであるという、どう考えても基盤が危ういことを誰も疑問に思わないという、不思議な状況があるんです。

世帯主の父親が、家族で働く人がひとりなのに、父親がパートだったら「え、どうして?」と思われるでしょう。本人も社会も。

世帯主=男性(父親)
と決まっている訳ではなく、
世帯主=家計の中心となる人
です。

一般的に、夫婦と子どもであれば、父親が世帯主のことが多く、最近では主夫も増えているので、母親が世帯主のこともあります。

シングルファザーの場合の多くは、世帯主意識はあるかと思います。視点は、家計を担える仕事を考え、家事・育児を考える、となります。シングルマザーの場合の多くは、世帯主意識はあまりなく、視点は、家事・育児を中心として、仕事を考える、となるとパートを選択することになりますね。

自分だけでは無く、周りも疑問に思っていないので、なかなか本人も疑問に思えないけれど、本人は不安です。その不安を払拭するために動く人が協会に相談に来ることが多いです。

そんなお一人のお話しを聞きました。

本人の意識だけではなく、保育園問題や企業の受け入れ態勢などもありますが、先ずは当事者である私たち自身が疑問を感じ行動を変化させることで、社会は徐々に変わってくるでしょう。とにかく、疑問がないからこそ、働く親を支える保育園ですら、正社員で働く女性を支えられなくなっているという矛盾が生じています。

疑問、って大事です。