母親が働くために必須となる場所が、母親が働くことを二の次に設計されている?

シングルマザーの可能性を追求する、シングルマザー支援団体の代表の江成です。



「保育園にわざと落ちる」というニュースを見た。
この記事を見て、どれだけ生活に合わない施策が多いのか?と、私は感じました。

母親であっても、自立しないといけない時代であり、急激に男性の育休制度も整ってきた中で、保育園問題は一向に良くならない。

企業の終業時間がほぼほぼ18時なのに、保育園も18時まで。土曜日預かってくれないところもある。買い物して帰ったら怒られる、母親が平日有休で休んだらこどもを預けちゃいけない(このあたりは今改善が見えていますが)、などなど、これは絶対に女性の社会進出を考えていないだろう!!!と思ってしまう。

少子化の解消を考えるのであれば、もっと子育てしながらもフルタイムで働ける仕組みを考える必要がある。個人的な話ですが、私は保育園に16年間通っていましたが、ずっと働き続けてきた私でも、本当の意味で仕事ができるようになったのは、末っ子が小学校に上がった後でした。

この16年間で、かなり保育園事情は変化したのを覚えています。正直、どんどん大変になりました。

長女をはじめて保育園に預けたのは平成3年。そこから平成19年までとなりますが、長女の時は保育園に入れないということがなかった。五女ではじめて保育園に入れなくて、頭を使ったのを覚えています。

今では兄弟が同じ保育園に入れないので、朝2カ所の保育園を自転車で回る人もいるとか、子育ては、本当に大変になってしまっている。私が5人産めたのは、時代の違いもあるのかも?と思うと、少子化を作っているのは誰?ということにもなりますね。

保育園、放課後等デイサービスなど、母親が働くために必須となる場所が、母親が働くことを二の次に設計されているとすると、母親も働く時代になった今の時代にそぐわない。もっとここを考えて欲しいですね。