離婚がこどもに与える影響は悪いことだけじゃない

シングルマザー親子の自立を助ける団体、日本シングルマザー支援協会の江成です。



親の離婚を経験した人の7割が『両親が離婚して良かった』」と回答しているというアンケートがあった。
私の肌感と合う。

最初に言っておきますが、離婚は全く推奨していません。離婚相談の方に対しては、先ずはどうやったら離婚しないでうまくやっていけるか?から考えることにしています。

離婚した方がいいと思える基準は、
1,子どもたちの未来を創れない(家にお金を入れない、ギャンブル狂い、アル中、働かないなどの夫)
2,DV夫(暴力は絶対にダメ)
3,モラハラ夫(多くは問題ないが、支配欲が強く、子どもの成育に影を落とすほどの影響力がある場合)
これくらいですね。

どれも全て、子どもにとってマイナスな場合ですね。夫の収入が低くても、良いお父さんなら、夫婦共働きで頑張ればいいし、妻に対してちょっとモラハラなら、妻が受け止める強さを持てばいい。しかしお金を家に入れないなど、子どもの未来を創れない夫は、いらない・・・

記事に戻りますが、協会で自立支援をしているシングルマザーだけを見ていると、離婚して、その後しっかりと自立することで、子どもたちとの関係は良好になります。協会ではコミュニケーションスキルを教えていることもありますが、確実に良好になります。

母親が笑顔であることを、子どもたちは望んでいます。
最も子どもに悪影響なのは、「あなたたちのためにお母さんは離婚しないで我慢しているのよ」と言われることでしょう。こういわれてきた人はみな、「私たちのせいにするなら、離婚して欲しかった」と言います。

面会交流に関しては、「会いたくないから会わない」と答えている方が多かったです。母親の顔色を見て、別居親に会いたくないと言ってしまう環境は良くありませんが、離婚までの過程を見ていて、自分自身も「会いたくない」と思うことが多いのは納得できます。

我が家の話しになりますが、ひとりは会いに行き、ひとりは全く会いに行かない。こども自身が自分で決めていました。会いに行かない子に聞いてみると「嫌いだから」、それだけみたいです。

「一緒に行けば」と何度も言ったけれど、本人も悩んでいましたが、「やっぱり嫌だ」と。父親にも聞いたことがありますが、「一緒に居た頃(3歳くらいまで)から懐かなかった記憶がある」と言っていたので、親子でもそんなこともあるものです。

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