生活費が足りないので、何か資格を取った方がいいと思いますが、何の資格を取ればいいでしょうか?

シングルマザー親子の自立を助ける団体、日本シングルマザー支援協会の江成です。



「今回のように専門の方にお話するのは初めてで、まずどこから解決していかないといけないのかが自分の中でもわかっておりませんでした。」

まず、相談をする習慣が私たちには無い。
そして、何を相談して良いのかが分からない人が圧倒的である。

更に、相談内容が決まっている人も、不安や不満の原因に直接関係ない内容で相談してくることが多い。

例えば、「生活費が足りないので、何か資格を取った方がいいと思いますが、何の資格を取ればいいでしょうか?」という相談内容があっったとして、そもそも生活費がどうして足りないのか?今の仕事でいいのか?浪費癖は無いか?資格を取得後、どうやって資格で収入を上げようと考えているのか?など、理由はいろいろある。

結果的にこの相談の5割は「今すぐ転職しましょう」、2割はお金の使い方を見直しましょう、3割は副業のために在宅に繋がる資格を取りましょう、しかし数年は掛かりますよ、となります。(江成の肌感覚)

じゃ、人気の講座でも受けてみましょうか?とはなりません。

もうひとつ例えば、「40代になり職場の先行きも見えてきたので、そろそろ転職を考えています」という相談内容の場合。先ず今の会社でのキャリアパスを改めて考えてみましょう、今のあなたの市場価値を知りましょう、仕事へのやりがいor安定した環境のどちらが自分にとって必要か?など。

結果的にこの相談の6割は「このままでプライベートを充実させましょうか?」、2割は「転職しましょう」、2割は「副業をはじめましょう」など。(江成の肌感覚)

はい、転職ですね!とはなりません。

ここまでの事例は、相談したいと言うことが具体的にあった場合ですが、ほとんどの場合ありません。今、何から手を付けたらいいのかが分からない方が多いんです。特に子育て中の女性の場合、相談する人のほとんどが、「今」のみでアドバイスをしてきます。自分自身の人生は長いし、子どもは成長する。もっと俯瞰的に「未来」を見据えて、「今」の選択をしないと、取り返しがつかないことのなんと多いことか。

政治にも期待できない、税金は増える一方。だからといって福祉支援の中で生きるのは自分らしくいられるのだろうか?

あなたの人生を5年、10年見据えて考えること。それが相談です。

★シングルマザーチャンネル★