子どもが18歳になるまで手当を貰う事が最善だと間違った考えで進んでしまうと・・・

シングルマザーの自立の達成とは、自分で働いた収入内で生活ができ、更に未来のために貯蓄ができている状態をいいます。

シングルマザーの自立をとことんサポートする、日本シングルマザー支援協会の江成です。



自治体の方と話していて、意外と共通しているのが「児扶手が受給できる範囲の仕事を探したいと相談にこられる人が多くて、本当にそれでいいのかと考えてしまう」と。

ちゃんと考えてくれているんだと。

しかし、相談は「受給できる範囲の仕事を探す」なので、その相談に則した内容の答えを伝えることになります。これは対処法ですが、これは立場的には仕方がないことでしょう。

更にしかし、根本的解決にはなりません。今目の前の「手当を貰うこと」は解決策ではなく、根本的問題を後回しにしているだけなので、1年後、3年後、5年後と、どんどん苦しくなります。(本来は離婚後5年間の支援策です)

この状態で数年進んでしまう人が多いから、シングルマザーの自立は難しくなってしまったんです。

根本的な問題である「経済的課題」の解決策は経済力を高めることです。子どもが18歳になるまで手当を貰う事が最善だと間違った考えで進んでしまうと、解決策である経済力を高めることの真逆に進むので、解決に辿り着くまでに更に時間が掛かることになります。

この状態の人が多くなっています。

離婚時がスタートになるので、最初が肝心で、スタート時に経済力を高めるシミュレーションをし、どのような生活を送るか、どのような教育を与えるか、そのためにどのような仕事に就くか、働き方をするのか、と指針を作成してあげ、行動をサポートしてあげれば、数年後も同じ状態のままなんて人は居なくなります。

シミュレーションに沿って進むことが、能力的・環境的に難しい人は福祉的支援を受けることで、安定した生活が送れます。方法を伝え、サポートを数年することで自立できる人を今は放置しているので、年数が経ち自立できない人になってしまっています。

私はこの現状を弱者を増やす施策だと感じています。

かなり色々なところが悪循環になっています。「大変」を強調して寄付を募ることで、シングルマザーは自立できないという雰囲気を作ってしまっている。その雰囲気に乗った支援策しかできないので、頑張ろうと思う人に見合った支援策も生まれない。結果方法を知る術も無くなっている。

この雰囲気を気にせずに、自分で方法を見つけ、行動していくような、絶対に何が何でも私は自立するんだ!!!というくらいの気概があるシングルマザーしか自立できない。それをみた多くの人が「あの人だからできたのね」と、更にまたシングルマザーの自立は難しいという雰囲気が漂う・・・

怖い怖い怖い。
シングルマザーの自立なんて、そんなに難しいことじゃないのに。

私たちが考えるシングルマザーの自立達成の定義は「自分で働いた収入内で生活ができ、更に未来のために貯蓄ができている状態」です。

そんなに難しいこと言ってますか?









 

 

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