扶養される側の働き方から、世帯主側の働き方に変わる時

3連休のど真ん中の本日、きぎょう塾20期の講座です。4ヶ月計8回の講座で、本日3回目となります。今期は記念すべき20期ということで、いつも以上に気合が入っているような気がします。

シングルマザー紹介:生活への不安がなくなった

■自己スキルをアップさせていくという努力義務が自然発生■
コロナ禍以降、働き方の選択肢が増えましたが、同時に自己スキルをアップさせていくという努力義務が自然発生しました。

今まで通りのスキルアップの考え方では、この波には乗れない。今あるものの多くが、学びで終わっていて、スキルを活かす就職に結びついていない。なかなか自分の力で、学んだだけのスキルを強みとして、就職に結びつけることが出来る人はいない。

■学びと稼ぐを結び付ける仕組み■
私たちはコロナ禍少し前からもこの状態はあったので、「学んで稼ぐ」とし、学びと稼ぐを結び付ける仕組みを作ってきた。

学んだら稼ぐ、を意識しないで学びを決めると、学ぶことがゴールになってしまい、就職や転職、ましてや収入アップには繋がらないことが本当に多かった。

■自分にもできそうだと感じられ、安心感があり人気だった■
ひとり親向けの職業訓練で、就職にも生活の安定にも結びつかない代表的な講座が医療事務でした。不安を抱えて「何か資格を」と思っている女性にとっては、自分にもできそうだと感じられ、病院に勤めることができるという安心感があり人気だった。しかしこの資格で収入を安定させるには、正社員として採用される経歴が必要となる。直近の職歴がパート勤務が長い女性が、医療事務の資格を取得したくらいでは、病院のパートの医療事務くらいしか就職先はなく、結果的に生活の安定にはつながらなかった。

自分で仕事を選択することは、情報に限りがあるので、間違ってしまうことが多い。この状況も、ひとり親に貧困が生まれやすい要因だと私は考える。

また、まだまだ役所やハローワークの窓口でも、子育て中の女性に対しては「パートでいいのでは?」や「無理しないでね」と声を掛けることが多いらしい。(多くの会員さんから聞く)

■扶養される側の働き方から、世帯主側の働き方に変わる時■
扶養される側の働き方から、世帯主側の働き方に変わる時は、仕事に対しては多少の無理は必要。逆に家事は手を抜く必要がある。今まで家事をしてこなかった男性の場合なら、仕事の手を抜き、家事に努力が必要なケースもあるかもしれない。

日本シングルマザー支援協会では、スキルとマインドのどちらもアップさせていく仕組みの中で、少し無理しなきゃいけない時期をしっかり伴走し、生活の安定に結び付けていくことで、シングルマザーの自立を達成させています。

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