これからの相談業務は解決へ向けた行動指針を示し、定着までをサポートする

お会いする方に、「できない」を「できる」への冊子を配っています。ぜひお手にとって読んでみてください。



■相談者のマインドを知るところから始まる■
日本シングルマザー支援協会のサポートは相談者のマインドを知るところから始まります。
・ストレス値はどこにあるのか?
・経済観念は?
・他責か自責か?
・不満は多いか?
・不安は強いか?

他にもいくつか指標がありますが、会話しながら仮説を立て、ヒアリングで確証を得ていきます。

■これからの相談業務は解決へ向けた行動指針を示し、定着までをサポートする■
今までの相談業務は、共感、傾聴が中心で、女性の場合は不安が多い方が多いので、不安を増幅させることを悪とし、挑戦をさせません。しかし、それでは今以上の結果を出すことはできないので、生活の安定にはつながらず、福祉依存者を生み続けてしまった(他の方法を教えてくれない)と感じています。

これからの相談業務は解決へ向けた行動指針を示し、定着までをサポートする必要性があります。全ての女性が働くという前提で支援を考えなければなりません。一部の女性が働くのではなく、一部の女性が働かない選択ができるかもしれない。そう頭を切り替えていかなければなりません。

まだ一部の女性が働く、という性別役割分担意識の強い中で、労働人口の中にいる女性の多くは挑戦をせざる得ない環境にいます。挑戦をしなかった場合、高確率で貧困リスクがあります。もう「いつかね~」「落ち着いたら・・・」は先延ばしどころか、取り返しのつかないことになります。

■本人が本質的な課題に気付けていない、本質を読み解く力が、今の相談員には求められています■
ここでサポートとして一番重要になるのが、女性の不安に寄り添い、行動をサポートすること。ここ無くして女性の自立は達成しない。男性や上手くいっている女性が考えても辿り着かない課題。まず本人が本質的な課題に気付けていないことが圧倒的です。言葉を聞きながら、本質を読み解く力が、今の相談員には求められています。ここが難しいので、ひとり親コンシェルジュもみんな苦労しているところ。

少し元気なシングルマザーが、まだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引こう

■女性が高齢者になった時の貧困リスクは防げない■
協会設立時に掲げたスローガン。この方法しか、本当の課題に合った支援は作れない。その想いが10年を過ぎた今、更に強まっています。

できた気になって、分かった気になって、既存の支援に乗せても、時代にそぐわない。女性が高齢者になった時の貧困リスクは防げないです。

MES就職プログラムは、今の時代に合わせてできた支援プログラムです。
就職支援が必要ない方への支援は、Jカレッジ・キャリアドック版(有料)。正社員で働いている方も不安を持っています。自分でサポートを依頼しやすい仕組みが必要ですね。

企業向けの女性活躍マネジメントも取り組んでいます。最も自立必須の女性であるシングルマザーの自立支援と向き合ってきた実績を、企業の方にも活かしてもらえることは嬉しく思います。

シングルマザー、そりゃ貧困になるよね