地域も企業も家庭でも、男性が威張っているところは発展しない?

茨城県常陸大宮市に4組のシングルマザー親子と共に、移住ツアーに行ってきました。



■移住ツアーは、生活をイメージするためにある■
移住ツアーでは、生活をイメージできるような場所に行きます。地元のスーパー、こどもを遊ばせる公園など。メインイベントは企業との座談会でした。移住した後も休みの日に楽しめるような場所も。今回はいちご狩り体験をしました。

こどもたちはあっという間に打ち解け、兄弟のように共に遊びます。母と子ひとりの方が多いので、いつもなら母にべったりのこどもたちも、友達と遊ぶことに夢中になり、スタッフが見ている場所で、母と離れて過ごせます。その間に移住するために最も重要な情報となる仕事について話を聞きます。

今回も3社がお休みの日にも関わらず集まってくださり、丁寧に仕事についてお話を聞かせてもらいました。

■真面目に働く母親ほど悩んでいる・・・なんでやねん!■
「常陸大宮市は、子育て支援が充実していて、子育てと仕事の両立にストレスが無いんです」と、笑顔で話してくださった3人のお子さんがいる方のご意見。参加者のシングルマザーの心に響いたようでした。

別に甘くみて欲しい訳じゃない。ちゃんと働きたい。でも子どもが病気になったり、学校の行事があったりと、子育ての責任と仕事の責任の狭間で、真面目に働く母親ほど悩んでいる・・・なんでやねん!

■養育費確保と母親の働く環境作りの2つの課題を同時に進めるべき■
女性が非正規を自ら選択してしまうのも、この理由。しかし今の時代、非正規や専業主婦をしている期間が長いと、老後貧困に陥る確率がグンと上がる。特にひとり親は、働かないという選択肢がほぼ無い。それでも非正規を選択してしまう人が多いので、老後だけでなく、教育費も足りないという状況も生まれやすい。

これは養育費確保と母親の働く環境作りの2つの課題を同時に進めるべきですね。どちらでもない、両方です。

■子育てに理解が深い男性がいる場所が、発展していく■
今回、常陸大宮市で2日間過ごして改めて感じたことがありました。
女性が働きやすくなるには、男性が優しくあることが条件かもしれないと。これは福井県を見ても感じたことです。優しいというのは、女性に甘いのではなく、理解が深いということですね。聞く耳がある、これに尽きると思います。

常陸大宮市でも男性が子育てに理解をしようとする優しさを感じました。

地域も、企業も、家庭でもそう。男性が威張っているところは女性が委縮して本領を発揮できません。威張っている男性がいないところ、子育てに理解が深い男性がいる場所が、発展していくのだと、今回の移住ツアーで改めて感じました。

離婚相談で「夫と話し合いができません。頭越しに自分の意見を言うだけで私の意見を聞いてくれません」という方がとても多い。この状況は令和の家庭としては破綻していますね。

シングルマザー、そりゃ貧困になるよね