「本当は仕事を辞めたくなかった・・・」と妻、「本当は働いて欲しかった・・・」と夫
経済的に自立して、こどもの可能性を伸ばしたいと思う女性のための情報発信をしています。
■元夫の年収が高かった専業主婦■
賛否両論を呼んでいる「対岸の家事」のセリフで、「専業主婦は贅沢」と言う言葉、何とも否定できない・・・
男性ひとりが家計を担うのは荷が重くなってしまっていますね。年収1000万でもお金が無いと言われるように、生活レベルが周りに合わせて上がってしまうので、固定費を上げないで収入を上げるしかありません。
相談者の中で難しいなと感じるのも、元夫の年収が高かった専業主婦の方です。自分が働きだしても元夫の年収の半分にもならないが、そうそう生活レベルは下げられません。また子どもに時間とお金を掛けていることが多く、働く時間を捻出するのも難しい。
養育費は多い傾向がありますが、最近では夫の会社の倒産という事情も多いです。たぶん男性の優しさかもしれませんが、夫の会社がうまくいってなかったことを、倒産してから知る方もいて、ある日突然捨てられたと思えてしまうんですね。妻はもっと早く相談して欲しかったと思うので、その状況の妻も辛いし、夫も辛いですね。
■「本当は仕事を辞めたくなかった・・・」と妻、「本当は働いて欲しかった・・・」と夫■
令和の今、夫婦を男女(父母)と考えるだけでなく、労働力が2、と考えることで上手くいくことも多いです。父母の役割と労働力としてのバランスは、夫婦でしっかり話し合って、お互いが納得できる形で着地し、その役割をそれぞれがしっかり担う、ということが理想的でしょう。
結婚時に夫婦でしっかり話し合う方は少ないので、「性格の不一致」での離婚が多くなります。こんなはずじゃなかった、ということになるようです。結婚時に契約を交わすくらい真剣にお互いの考えを理解し話し合い、決められた方がうまくいくでしょう。私は個人的に、婚前契約書の作成が拡がれば離婚で苦しむ人は少なくなるだろうと考えます。
「本当は仕事を辞めたくなかった・・・」と妻が後から言うのも、「本当は働いて欲しかった・・・」と夫が後から言うのも、どちらも他責です。最初に話し合いをしておけば、こんな後出しじゃんけんみたいな争いは起きません。