男性を主役と言う大役から少し楽にすると、女性も主役になり自由になる
女性の経済的自立について情報発信をしています。
■女性が主役になる街づくり■
今、高知県須崎市で女性が主役になる街づくりをしています。
一昨日は市長との打ち合わせ。
元気創造課の皆さんと協会スタッフと。
女性が主役にになるためにやることはたくさんある。
場所つくり、企業の理解、そして個々人の性別役割分業意識の顕在化。
■自己理解という土台の上に精神的自立があり、経済的自立がなくても最強になれる■
今注目のドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道~」でも性別役割分業意識がテーマと言ってもいい。このテーマを専業主婦で描いているから面白い。また専業主婦なら誰でもいいのではなく、揺るぎない心情を持って専業主婦をやっている主人公で無ければこの話は出来上がらない。ここが面白い。
30年前のドラマ「ぽっかぽか」
私はこのドラマがとても印象深く、子育て真っ最中の私にとって刺激的でした。「強くあれ」という思いが私にはあるようですが、「専業主婦なのに、精神的に強いって最強じゃね?」と心に刻まれ、このドラマの後からは「最も強い女性は専業主婦で精神的自立ができている人」と言うようになったんです。
これは私自身の性別役割分業意識の表れでもあり、男性は仕事、女性は家庭という概念が嫌で、家庭にいる女性は経済的にも精神的にも自立できない、と思い込んでいたから刺激が強かったのでしょう。経済的自立と精神的自立の2軸が揃って、ようやっと強くなれるのではなく、自己理解という土台の上に精神的自立があり、それは経済的自立がなくても最強になれるのだと。逆に経済的自立のみではそこまでではない、というのが私の見解です。
この文脈で言うと、対岸の家事の誌穂さんも、ぽっかぽかのなつみさんも、最強なんです。
■男性を主役と言う大役から少し楽にすると、女性も主役になり自由になる■
私は個人的には選択しない生き方ですが、兼業主婦であるとか、専業主婦であるということではなく、自立ができているか?なんです。また、ぽっかぽかの放送時(1994-1996)より、専業主婦という選択は覚悟が必要になったのは言うまでもないですが。
女性が主役になるというのは、男性を脇役に、という意味ではなく、脇役だった女性も、みんな主役になれるということでしょう。誰かの補佐としていきるには、今は少しハードルが高いです。男性も誰かを支えるほど経済的自立ができる時代じゃないから。自分が主役になることで、お互いに支え合う。見える世界も変わり、視野が広がり、選択肢も増えます。
男性を主役と言う大役から、少し楽にしてあげることで、女性も主役になり自由になると私は考えます。