シングルマザーとして自立を目指す全ての女性へ──“かわいそう”と言われたくなかった私の歩み
■「どうしてこんなに働きにくいのだろう」そんな疑問を解決したくて■
私は母子家庭で育ち、自分自身も離婚を経験してシングルマザーになりました。
子ども時代には「母がどれだけ大変か」を傍で見てきて、大人になって同じ立場になったとき、その現実の厳しさを改めて痛感しました。
「仕事をしたいのにできない」
「どうしてこんなに働きにくいのだろう」
そんな疑問を解決したくて、2013年に日本シングルマザー支援協会を立ち上げました。
当時、行政や団体の支援はたくさんあったものの、「自分の力で生活を立て直す方法」を本気で教えてくれる場所はありませんでした。
だからこそ、私たちは「自立支援」に特化しました。
最初は私自身の想いや経験から始まった活動でしたが、相談に訪れる多くのシングルマザーたちの声に触れ、「これは私ひとりの問題ではない」と確信したのです。
■“かわいそう”を脱却し、自分の力で未来をつくることを目指している■
支援団体として、寄付を集めることはとても大切です。
でも、「私たち大変なんです」「かわいそうでしょ」と発信しないと支援が集まらない現実に、どうしても違和感がありました。
私たちは“かわいそう”を脱却し、自分の力で未来をつくることを目指しているのだから、同情ではなく“応援”を受けたかったのです。
そんな私たちの姿勢に、コロナ禍で驚くほど多くの寄付が集まりました。
「社会的に意義がある活動ですね」
「本来は行政がやるべきことをやってくれている」
そんな温かいメッセージに、胸が熱くなりました。
■「大変そう」というイメージから、「チャンスを掴む女性たちの集まり」へ■
今では、年収を上げ、自信を持って生活するシングルマザーが増えています。
「大変そう」というイメージから、「チャンスを掴む女性たちの集まり」へと、私たちの存在も見られるようになってきました。
そして今、女性が経済的にも精神的にも自立することの重要性はますます高まっています。
特に、やらざるを得ない環境にいるシングルマザーこそが、女性の自立のロールモデルになれる──そう信じて、これからも私は、仲間と共に走り続けます。