【第23回】“成長”は、できることが増えることではない
『女性の自立は社会の未来を変える 〜機運醸成の時代に生きる私たちへ〜』

■「できるようになった」ことだけに満足ではもったいない!!■
新しい仕事を覚える。Excelが使えるようになる。もちろん素晴らしいことです。
でも、それだけが“成長”ではありません。
「前より前向きになった」
「人の言葉に素直になれた」
「やってみようと思えた」
こうした“心の変化”こそ、本当の成長の始まりです。
また、この成長が自分らしく生きることの入り口です。
■環境を変えるより、自分の捉え方を変える■
「子どもが小さいから仕方ない」
「ブランクがあるから私には無理」
そう考えていた人が、「でもやってみたい」と思えた瞬間。
それが変化の兆しです。
支援とは、スキルを与えることだけではありません。
心を動かし、自分の可能性を信じられるようにすること。
そしてその先にこそ、自立があります。
私たちは、この「プレッシャーゾーン」を乗り越えた先の未知の扉の先に、自分らしく生きるための未来があり、そこに辿り着くためのサポートが支援だと考えます。
■本当の“自立”とは、自分の選択に責任を持つこと■
スキルを身につけても、気持ちが伴わなければ続きません。
逆に、スキルが不十分でも、気持ちさえあれば成長し続けられます。
「私はこの道を選ぶ」と、自分の意志で決めること。
その選択に責任を持ち続けること。
それが、自立の姿です。
■自分で選ぶ人生、それが自立です■
心が変わった瞬間から、人は変われる。
周りではなく、自分の中の“変わりたい”という気持ちを信じる。
その第一歩が、自立への始まりです。





