【第24回】「誰かのために働く」が、自分を強くする
『女性の自立は社会の未来を変える 〜機運醸成の時代に生きる私たちへ〜』

■働く理由が「生活のため」だけだと、限界が来る■
生活費を稼ぐためだけに働く、それは必要で、大切なこと。
けれど、そこに意味が見いだせないと、心が折れやすくなります。
「この仕事、誰の役に立ってる?」
「この先も、この仕事を続けたい?」
そんな問いかけが、やりがいの原点になります。
■「誰かの笑顔のために」が、自分の原動力になる■
お客様の「ありがとう」にやる気が出た
同僚に「あなたがいて助かった」と言われて嬉しかった
子どもに「ママすごい」と言われて誇らしかった
誰かのために働くことで、自分の存在価値を実感できます。
人は、自分の役割を感じたとき、もっとも力を発揮できるのです。
自分の「好き」とか「やりたいこと」に意識を持っていく方が多いけれど、その方向性では「やりがい」にも「存在価値の実感」にも辿り着きません。
■「誰かのために」は、自分を犠牲にすることではない■
自分を後回しにすることが、他人のためではありません。自分を大切にしながら、他人を思いやる。
このバランスを大切にすることが、真の「誰かのために」です。
だからこそ、自分がどうありたいかを見つめる必要があります。
また、有難いことに、私たちシングルマザーにはこどもという、絶対に守り抜きたい人がいます。必然的に「誰かのため」という土壌がある。これこそが幸福なことだと気づくだけでいいんです。
■自分で選ぶ人生、それが自立です■
「誰かのために働く」とは、自分の強みを活かして、社会の一部になること。
そこに喜びが生まれたとき、人は自然と前に進み、自分の人生に誇りを持てるようになります。
あなたにはその力がある。
それが、自分で選ぶ人生です。





