働いているのに、なぜ苦しい? 物価高時代の女性とひとり親家庭の現実

■物価高時代の女性とひとり親家庭の現実■
物価高が続くなか、日本では女性の就業率が過去最高水準に達しています。
シングルマザーを含め、多くの女性が「働くこと」を選び、実際に働いています。
それにもかかわらず、「生活が楽にならない」「むしろ苦しくなっている」
という声は、年々増え続けています。
この現象は、個人の努力不足ではありません。
社会構造そのものが生み出している課題です。
■「女性が働いている」ことと「生活が安定している」ことは、別問題■
日本では長く、「働けば生活は安定する」という前提が共有されてきました。
しかし今、その前提は崩れています。
女性の就業率が上がっても、
・低賃金
・非正規雇用の多さ
・昇給やキャリアアップの機会の乏しさといった構造が変わらないままでは、生活の安定にはつながりません。
特にひとり親家庭では、
「働いているのに貯蓄ができない」
「急な出費で生活が一気に崩れる」
という不安定さが、常に付きまといます。
■問題は「働く量」ではなく、「働き方の質」■
これまでの支援は、
「もっと働く」
「就業率を上げる」
ことに重点が置かれてきました。
しかし、今必要なのは別の視点です。
・働き続けられる環境があるか
・収入が安定し、将来の見通しが立つか
・家庭の事情を抱えながらでも、キャリアを積める仕組みがあるか
働く量を増やす支援ではなく、生活が成り立つ働き方を支える仕組みが求められています。
■就職支援だけでは、もう足りない時代へ■
就職はゴールではありません。本当に必要なのは、その先です。
・仕事と家庭を切り離さずに支えること
・環境変化があっても働き続けられる設計
・収入の安定とキャリア形成を同時に考える視点
これらを「セット」で捉えなければ、働く女性、とりわけひとり親家庭の生活は安定しません。
■いま、企業と社会に問われていること■
女性が働いている事実だけを見て、「支援は進んだ」と言える時代は終わりました。
これから問われるのは、「働くことで、生活は安定しているのか」という本質的な問いです。
企業、行政、社会全体が「雇用の数」ではなく「生活が成り立つ働き方」を基準に考えること。
それが、物価高時代における、本当の意味での女性活躍支援であり、ひとり親家庭の未来を支える第一歩だと、私たちは考えています。
一般社団法人 日本シングルマザー支援協会は、就職支援にとどまらず、働き続けられる環境づくりと収入の安定を軸に、女性とひとり親家庭を支援しています。協会の取り組みや実績は、公式ホームページをご覧ください。
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