女性の愚痴、あなどれません ― シングルマザーに必要な「共感の場」

■昼下がりのカフェに広がる「夫の悪口」■
平日の昼下がり、カフェに集う妻たちの会話に耳を傾けると、そこには夫への不満や愚痴が飛び交っていることがあります。
「うちの夫なんてね……」 「分かる、分かる!」
夫の悪口で盛り上がる時間は、日頃のストレスの発散となり、共感の渦の中で仲間意識が強まる大切な場でもあります。
しかし、その場にシングルマザーがいたとしたら、どうでしょうか。
■シングルマザーが感じる、二つの居心地の悪さ■
シングルマザーがその場にいるとき、心の中には二つの視点が浮かびます。
ひとつ目は、「私に気を遣わせて、皆が話しづらくならないかな」という気遣い。
ふたつ目は、「給料を持って帰ってきて、たまにでも子どもの世話をしてくれる。それだけでも、十分に良い夫なんじゃないかな」という、シングルマザーならではの視点。
けれど、どちらの視点も、その場では言葉にできません。なぜなら、場がしらけてしまう可能性が高いから。
「そんなに嫌なら離婚すれば?」
この言葉は、絶対に口にしてはいけない言葉です。
■愚痴を言い合える場が、夫婦円満を支えている■
こうしてストレスを発散し、共感し合いながら「私だけじゃないんだ」と思える場があるからこそ、見せかけだとしても夫婦円満が保たれている――。
そんな現実があります。だからこの場は、彼女たちにとって必須の場所。
シングルマザーは、ただ笑っていよう。それが最も無難な選択です。
■けれど、シングルマザーにも共感の場が必要■
シングルマザーにだって、共感は必要です。
場がしらけるかも、なんて気を遣わずに話せる場所が必要なのです。
それが、シングルマザーのコミュニティです。
そこでは、先ほどの二つの視点について、いくらでも話していい。皆が共感できる。そして「私だけじゃないんだ」と思えて、日常に戻っていく。平穏な日常が、そこから保たれていきます。
■立場によって、言えること・言えないことがある■
女性がメンタルを保つには、発散の場が欠かせません。
ただ、立場によって言えること、言えないことがあります。だからこそ、コミュニティは小さくていい。共通の立場の人たちが集まる場であることが大切なのです。
どちらの場であっても、「私だけじゃないんだ」と思えることは、明日を生きる勇気につながります。
■愚痴を言い合う場が、夫婦関係を救うこともある■
愚痴を言い合う場があれば保てる夫婦関係もあれば、そんな場があっても乗り越えられないことも多くあります。
離婚になるかならないかの境界線は、こんな計算式で表せるのではないでしょうか。
引き金になった出来事 × 妻のメンタル
離婚の申し立ては、女性からが約70%。熟年離婚になると約80%が女性からと言われています。
女性の愚痴、あなどれません。
日々のストレスを誰かと分かち合える場所があるかどうか――。それが、人生の岐路を左右することもあるのです。
シングルマザーであっても、これからシングルマザーになるかもしれない女性であっても、安心して話せる場所がここにあります。
「私だけじゃないんだ」と思える瞬間を、私たちと一緒に
シングルマザーが人生を取り戻す場所 | 日本シングルマザー支援協会
会員登録はこちら




