全ての社会課題の根源は、「家族」にある

人口減少。少子化。誹謗中傷。いじめ。
数えきれない社会課題が、いま日本にあります。
でも私は、これらの課題には、ひとつの共通点があると感じています。
それは──「家族愛」。
「なぜ、ここまで放置したの?」
シングルマザー支援の現場にいると、何度もそう思う場面に出会います。
経済的なこと。心の傷。子どものこと。健康のこと。
「もっと早く、誰かに頼れていたら」と思うケースは、本当に多い。
これは、病気でも、仕事でも同じです。
問題が小さなうちに気づき、手当てできれば、人生は大きく変わる。
でも、その「気づき」や「頼る力」は、一番身近な人との関係の中で育つもの。
つまり──家族です。
家族は、最小のコミュニティ。
人はひとりでは生きられない。
その私たちにとって、いちばん最初の、いちばん小さなコミュニティが家族です。
その家族が崩れているから、あらゆる課題が生まれている。
私はそう感じています。
40歳を過ぎたシングルマザーの相談でも、いまだに毒親に苦しんでいる方が少なくありません。
高齢者の孤独問題も、家族がいるのに起きている。
「家族がいる」ことと、「家族として機能している」ことは、別の話なのです。
昨日見た、ひとつのYouTube。
タレントの岸谷蘭丸さんの動画を見ました。
ご両親への誹謗中傷に、心がやられているという内容。
私は、なんて素晴らしい親子関係なんだろう、と思いました。
親を想って、心を痛められる。
それは、当たり前のようで、当たり前ではないです。
家族は、感情がエスカレートしやすい関係。
家族は、他人より愛も深いけれど、憎しみもエスカレートしやすい。
悲しいことですが、殺人事件も家族間がもっとも多い。
依存も生まれやすい。
距離をとるのも難しい。
──だからこそ、です。
親子間のコミュニケーションが上手くいっている人は、他者とのコミュニケーションなんて、簡単なんです。
家族という、いちばん難しい関係を乗り越えてきているから。
ひとりでは生きられない。だからこそ、自立が必要。
人はひとりでは生きていけません。
でも、ひとりひとりが自立しているからこそ、家族は本当の意味で支え合える関係になります。
依存や憎しみから、
──支え合い、頼れる身内へ。
自立とは、ひとりで生きることではないです。
自分の足で立っているからこそ、誰かと健やかに手を取り合える。
それが、私たちの考える「自立」です。
シングルマザー支援の本質も、ここにある。
私たちが、シングルマザーの自立を支援するとき。
仕事を見つけることも、収入を上げることも、もちろん大事です。
でも本当に変えていきたいのは、その先にある「家族」です。
お母さん自身が、自分の人生を生き直すこと。
自立した一人の女性として、子どもと向き合うこと。
その小さな家族の再生が、やがて社会の課題を解いていく。
私はそう信じています。
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