ワンオペママのタイムマネジメント。「頑張る」より「お金で解決」という発想

シングルマザーの多くは、いわゆる「ワンオペ」で日々を回しています。
仕事も、家事も、育児も、家計管理も、子どもの学校対応も——本来2人で分担するはずだったことを、一人で担っている。だから、時間が足りないのは当たり前です。
今日はそんな、ワンオペで頑張っているママのタイムマネジメントについて書いてみたいと思います。
ただし、よくある「すきま時間を活用しましょう」「優先順位をつけましょう」みたいな話ではなくて、もう少し現実的で、ちょっと発想を変えるお話を。
「24時間」は、ワンオペママには短すぎる
タイムマネジメントの本を開くと、よく「効率化しましょう」と書いてあります。
でも、ワンオペママの場合、優先順位の上位はほぼ全部「子どものこと」で埋まっていて、すきま時間と思った瞬間に「ママー!」と呼ばれる。一般的な時間術が、そのままでは使えないんですよね。
だからまず最初にお伝えしたいのは、「時間が足りないのは、あなたの段取りが悪いからじゃない」ということです。
そもそも一人で全部を回している。物理的に時間が足りなくて当然です。
ここを認めるところから始めないと、「もっと頑張らなきゃ」のループから抜け出せなくなってしまうかもしれません。
やることを「足す」のではなく「減らす」発想へ
タイムマネジメントというと、「いかに効率よくこなすか」を考えがちです。でも、ワンオペママに必要なのは、その逆の発想かもしれません。
つまり、「やらないこと」を決めること。
たとえば、こんな小さなことから。
- 毎日料理を作らなくていい日を、週に1〜2日決める(お惣菜・冷凍食品・外食OK)
- 洗濯物は畳まずカゴに分類するだけ
- 掃除機は週末だけ、平日は気になるところだけクイックル
- アイロンがけが必要な服は買わない
- 完璧な栄養バランスより、「とにかく食べた」をOKにする
ここで大事なのは、これを「手抜き」じゃなくて「選択」だと捉え直すこと。
限られた時間とエネルギーを、何に使うか。それを自分で決めているだけ、なんです。
「自分時間」は、スケジュールに書き込む
ワンオペママから本当によく聞くのが、「自分の時間がまったくない」という声です。
子どもが寝たあとに、ようやくスマホを見る。気づいたら深夜。翌朝また寝不足で一日が始まる——というループ、覚えがある方も多いのではないでしょうか。
ここで提案したいのが、「自分時間を、予定として書き込んでしまう」こと。
「子どもが寝たら自分の時間」だと、その時間はいつも"残り物"になります。そうではなくて、たとえば「火曜日の21時〜21時半は、好きなドラマを観る時間」と先に決めてしまう。
たった30分でも、「自分のために予定された時間」があるかどうかで、一週間の景色がずいぶん変わってきます。
そして、いちばん伝えたいこと——「お金で解決できることは、お金で解決する」
ここからが、今日いちばんお伝えしたいテーマです。
ワンオペママに本当に必要な時間術は、結局のところ、「自分の時間を、お金で買い戻す」という発想かもしれません。
- 食洗機・乾燥機付き洗濯機・ロボット掃除機を導入する
- ミールキットや食材宅配を使う
- 家事代行を月1回でも頼んでみる
- ファミリーサポートや病児保育を活用する
- 学童や習い事の送迎サービスを使う
「そんな余裕、ないよ」と思った方。その感覚、すごくよくわかります。
でも、ここで一度考えてみてほしいんです。「時間がない」のではなく、「時間を買うためのお金がない」のだとしたら、解決の方向が変わってくるということ。
頑張って時間を捻出するのではなく、少しずつでも収入を増やして、その分でお金で時間を買う。
これは決して贅沢な話ではなくて、ワンオペで子育てしながら長く働き続けるための、ひとつの現実的な選択肢です。
体力にも気力にも限界があります。すべてを自分でやろうとし続ければ、いつかどこかで折れてしまうかもしれません。それは、子どもにとっても望ましいことではないですね。
収入を少し増やすと、選択肢が増える
働き方を見直したり、スキルを身につけたり、転職を考えてみたり——収入を少し上げる方法は、実はいろいろあります。
そして収入が少し上がると、選択肢が一気に増えます。
- 体調が悪い日に、お惣菜を買って帰れる
- 疲れた日に、家事代行をお願いできる
- 子どもがやりたいと言った習い事をさせてあげられる
- 自分のための時間を、罪悪感なく持てる
時間を生み出す方法は、効率化だけじゃない。「収入を少し上げて、お金で買い戻す」という選択肢も、確かにあるんです。
自分に合った方法は、人によって違うから
タイムマネジメントは、ワンオペで子育てをするママにとって、もはや必須スキルだと思います。
ただ、その方法は、本当に人それぞれなんです。
家事の優先順位を変えるのが合う人もいれば、便利家電を導入するのが合う人もいる。働き方を見直すのが合う人もいれば、収入アップを目指すのが合う人もいる。
自分にはどんな方法が合うのか——これは、一人で考えていると、なかなか見えてこないものです。毎日に追われていればいるほど、視野が狭くなってしまいますから。
だからこそ、一度、客観的に話を聞いてもらうことをおすすめしています。
協会の「ワタシのミライ相談」では、シングルマザーや、これからシングルマザーになるかもしれないママのお話を、丁寧にうかがっています。働き方、お金のこと、子育てとの両立、これからのキャリア——どんなことでも大丈夫です。
「何から始めたらいいかわからない」という状態でも、まったく問題ありません。むしろ、その状態でこそ、誰かに整理を手伝ってもらう価値があると思っています。
あなたが少しでも、息をつける時間が増えますように。 そして、その一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。
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