「離婚は考えていません」——ある主婦の方からのご相談

日本シングルマザー支援協会にご相談くださる方は、基本的にはシングルマザーか、これから離婚を考えている方です。「主婦がちょっと働きたい」というご相談ではなく、「ひとりでも子どもを育てていけるように、しっかり働きたい」という覚悟を持った方が訪ねてきてくれます。

先日、ある女性からご相談をいただきました。いつものように「離婚を考えてるんですか?」と聞いたところ、返ってきた答えは予想外のものでした。

「いえ、離婚はまったく考えていないです」

少し驚きながら、「じゃあ、離婚は関係なく、ご自身として自立したいと考えてるんですか?」と続けて聞くと、こんな答えが返ってきました。

「はい。子どもが大きくなってきて、夫の負担が大きいなって感じるようになったんです。だから私も、しっかり働きたいと思って」

私は思わず胸が熱くなりました。

パートじゃなく「正社員」を選ぶ理由

この方は今もパートで働かれていますが、もっと家計の負担を分かち合いたいという気持ちから、正社員としての再就職を考えているとのこと。

もちろん、「夫に万が一のことがあったら」という備えの気持ちもゼロではないそうです。でも、根っこにあるのは「家計を一緒に支えたい」という、ご主人への思いやりでした。

私はこの夫婦関係にすごく惹かれて、思わずこんな質問をしてしまいました。

「お話を聞いてると、愛情がだんだん尊敬に変わってきているように感じるんですが、ご自身ではどうですか?」

すると、その方は少し照れたように笑って「そうなんですかね」と。

なんて素敵なご夫婦なんだろうって、感動しました。

尊敬と感謝が積み重なる時間

長く一緒に暮らしていれば、不満が一つもない夫婦なんていないと思います。それでも、お互いに尊敬と感謝を持ち続けられる関係って、時間をかけてゆっくり育っていくものなんですよね。

そしてこれこそが、夫婦にとって最も大切なものだと、私は思っています。

ただ、日々の暮らしの中で、こうした理想的なご夫婦に出会える機会ってそう多くありません。だからこそ、今回のご相談はとても心に残るものでした。

なぜ「シングルマザー支援協会」だったのか

もうひとつ、気になって聞いてみたことがあります。

「離婚を考えていないのに、なぜ日本シングルマザー支援協会に相談しようと思ったんですか?」

すると、こんな答えが返ってきました。

「正社員として働きたくて、YouTubeで情報を探していたら、協会のチャンネルを見つけたんです」

これは本当に嬉しかったです。「シングルマザー」という言葉ではなく、「自立」というキーワードで協会に辿り着いてくれたということ。協会が発信してきたメッセージが、立場を越えて届いている証だなって感じました。

経済的自立は、すべての女性の幸福度を支える

私はずっと、すべての女性にとって経済的自立は幸福度を支える必須の土台だと考えてきました。

結婚していても、していなくても。 子どもがいても、いなくても。 夫婦仲が良くても、そうでなくても。

自分の足で立てる力を持っていることは、人生の選択肢を広げて、心の余裕を生みます。今回ご相談くださった方も、まさにその力を手に入れようとしているところなんだと思います。

45歳からの再就職への不安にも、寄り添います

とはいえ、ブランクがある状態で、45歳を過ぎてから正社員を目指すのは、不安もあると思います。「本当に雇ってもらえるのか」「ついていけるのか」——そう感じるのは自然なことです。

でも、大丈夫です。

日本シングルマザー支援協会は、シングルマザーの方だけじゃなく、自立を目指すすべての女性の味方です。働く準備、企業との出会い、不安と向き合う時間。一つひとつ一緒に進んでいけたらなって思っています。

「自立したい」——その気持ちが芽生えたなら、それはもう、新しい一歩のはじまりです。

 

 

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