今日もどこかで開花したシングルマザーが、前を向いて顔を上げて歩き出しています

私たちはいくつになっても成長できる。
きっかけを掴めるどうか、だけなのかもしれない。


シングルマザー 家庭訪問

■「あの日がきっかけになりました」という1時間にしたい■
訪問相談事業を横浜市と相模原市で請け負っています。協会のことを知らない方の自宅に行って1時間ほどお話をして帰ってくるのですが、この1時間が、この方にとってひとつの転機になるようにと考えて毎回訪問しています。

そんな簡単なことではないですが、最低でも、「1時間作って良かった」と思ってもらえる情報の提供と、人と関わることで見える新たな視野が生まれるようにと心掛けています。

可能であれば、「あの日がきっかけになりました」という1時間にしたいと、希望というか夢というか・・・を考えて訪問しています。

ひとり親コンシェルジュの知識とコミュニケーションスキルを高めることは絶対ですが、そんなことよりも、目の前の方の可能性を信じることが最も重要だと感じています。

私自身口癖のように言いますが、「もったいないよ~」という気持ちをいつも持っています。本人が望まなくて、周りが良いと思うことを押し付けるようなことはしてはいけませんが、自信を失い、自分を過小評価している人が多いので、「そんな風に考えたらもったいないよ~」ということなんです。

■本人には見えなくなってしまっている可能性■
昨日、先日訪問した方から電話があって、「あの日に開花しました。前に向いて進みます」と連絡がありました。

これもよくあることですが、手当をもらっていれば大丈夫、県営市営住宅に入っている限り大丈夫と、可能性を高めることより、小さく収めることしかない、と信じ込んでいる人がいます。が、意外と本人には見えなくなってしまっている可能性を秘めている人までもが、小さく収めていることも多いんです。

小さく収めることも一緒にやります。本人が妥協ではなく、それが安心であればそれでいいんです。しかし多くの方が、「これしか方法がない」と思い込んでしまっているので、それはもったいないんです。

■セミナーに参加した人が自立するには?■
自治体の方とセミナーについてなどの打合せをたくさんしています。実際の現場の担当の皆さんは、日本シングルマザー支援協会に依頼しているくらいなので、適当に事業を作っていません。適当に作っているのであれば、当たり障りなく、前年と同じことをしていればいいので、多分協会に連絡してこないでしょう。

皆さん、セミナーに参加した人が自立するには?もっと手前の人にどうやったら響かせることができるのか?と、本当に本当に本当に考えてくれます。

そうじゃない人の方がまだまだ多いですが、少なくとも協会が関わっている自治体に住んでいるあなたは運がいいです。可能性を信じてくれていますよ。

今日もどこかで開花したシングルマザーが、前を向いて顔を上げて歩き出しています。