シングルマザーの自立「できない」から「できる」へ。会員さん紹介

【「できない」を「できる」へ変えた!会員さん紹介シリーズ No45】

年間100名を超えるシングルマザーが自立しています。その中のほんの数名の方ですが、皆さんの道しるべになると思います。共感できる方の真似をしてみてください。

本日ご紹介する会員さんは、埼玉県在住の矢野さんです。
矢野さんは別居直後が最初の相談でした。その時はパート勤務で、お子さんのこと、就職のことと、いくつかの課題を抱えていらっしゃいました。

相談も何度か重ねながら、ひとつひとつクリアさせていき、就職は「不動産女子講座」を受講され、宅建を取得し、現在は不動産会社で正社員で働いています。

別居から相談を上手に活用しながら自立されたロールモデルですね。

最近では就職先のことでの相談も。
就職したら終わりではないです。そこからもまだまだ成長はできる。
矢野さんのこれからの成長も見守れること、嬉しく感じています。

シングルマザー紹介:人間は狭い世界に慣れすぎてしまうと自分の置かれた環境を俯瞰できません

矢野さんからのコメント

私は離婚を機に「レジリエンス」という言葉が好きになりました。

当時私は経済力もなく、中学・高校へ進学を迎える子ども2人を育てる自信もありませんでした。
理不尽でも従順に自分だけが我慢すれば生活はできる。そんな生活を重ねてきました。
やがてモラハラが加速し、今までの生活が維持できなくなりました。人間は狭い世界に慣れすぎてしまうと、自分の置かれた環境を俯瞰できません

誰かに依存して生きていくのは嫌だと身に染みた私は、弁護士に相談すると同時に宅建の勉強を始めました。
それからは外へ外へと見渡し、あらゆる行動に移して行きました。
そんな時に江成さんや山木さんと出会い、今の自分にとって不足しているものは何か、具体的に進むべき道を提案して頂きました。

2回目の宅建試験後、合格点に達した私は結果を待たずして、街の小さな不動産屋に売買営業として面接に行きました。
社長に率直にここで成長したい。なりたい自分について話しました。
入社してからは、仕事は大変でしたが環境に恵まれ、なんとか続けてきました。
最近は更に目標が色濃く明確になり、社長に直談判。期日や希望も具体性を持たせた内容を提示していきました。

離婚に踏み切れない方、悩んでいる方へ手を差し伸べてくれる方は沢山います。一歩踏み出して欲しいと思っています。

※日本シングルマザー支援協会の「自立」とは、少しでも貯蓄ができていて、未来への希望を持てる状態を言います。