【輝く女性第3回:会員№、8 片渕伸江さん】
旦那さまの過労死から14年。子供3人を抱えて多くの荒波を越えて来られたはずなんですが、そんな暗さは微塵もなくキラキラと輝く笑顔の癒される女性です。
自己紹介からお願いします。
片渕伸江です。えっと、どうしましょう?何を話せばいいでしょうね(笑)
TCカラーセラピストとして3年前くらいに資格をとって、サロンをやってます。TCカラーセラピー養成講座のトレーナーもやってます。町田で、サロンオーナーさんとそのひよこさん対象のランチ会もやってます。そのランチ会は2月で20回になりました!
のんさんは、協会が立ち上がる前から、代表の江成さんとお知り合いだったんですよね?
そうなんですよ。お友達から紹介してもらって、セミナーやセッションを受けさせてもらってたんです。そんな中で、江成さんが協会を立ち上げると聞いて、「お手伝いしたいな」「お役にたちたいな」と思いました。それで協会に参加するようになりました。
シングルマザーになられた経緯をお聞きしてもいいですか?
2002年に夫が亡くなりました。1999年にくも膜下出血で倒れてから3年間寝たきりで手術も何度かしましたが、意思疎通はできないままでしたね。
パパが36歳で倒れた時、一番下が11ヶ月で、4歳、7歳でしたね。過労だったんですよ。社内システムをやる仕事で、とても忙しくしていて大変だったんです。
もうその3年間は、大変とかそんなレベルじゃなかったですよ(笑)毎日、危篤なんですから。感情がなくなりましたね。
倒れた時に、宗教問題で姑たちと揉めたりもして。パパだけはその宗教に入ってなかったんですけど、「あんたのせいで息子が倒れた」みたいに言われるわけですよ。突然、姑から仏壇が送られてきたり(笑)みんな、私もですけど、頭がおかしくなってました。
それで今度は亡くなって、ご葬儀後やっぱり遺骨の取り合いになるんですよ。
お寺が仲裁に入ってくださって、主たる骨はお子さんもいるしこちらでってなったんです。
でもね、13回忌を前にして「分骨はやっぱりよくないのかな」みたいに考えて、姑に相談しに行ったんですね。まあ、いろいろ言われましたけどね・・(笑)
息子が彼女を連れてきて思ったんですけど、知らない女の子を連れてきて、子供3人できましたって、それで死んじゃって、遺骨くださいって、そりゃ姑も辛いだろうと・・・
むこうのお墓にいれてもらおうと思って、一緒にしてもらったんです。
ずっと、パパの話を子供に言い聞かせながら育ててきました。それで、お骨があるとかないとか気にならなくなってきたし、自分が天国に行ったときにパパに『よく頑張ったね』って言ってもらえるように生きたいと思ったら、姑にも「ごめんね」って言えたんですよね。なので今は、ほどほどに距離をとって付き合ってます。
協会に入っててよかったこと。ってありますか?
そうなんです!これは絶対、今日話そうと思ってきたことの一つなんですけど(笑)
困った時に協会の顧問弁護士の先生に助けてもらって、本当によかったです。
子どもがちょっとした事件に関係しちゃったんですけど、どうしていいかわからないんですよ。シングルマザーで、親ももういなくて、兄弟も遠くて相談できないんですよ。
誰に相談していいかわからないし、調べるとか何にも考えられなくて。
それで、顧問の西尾先生を紹介してもらって相談に行ったんですけど、ひとつひとつちゃんと説明してくれて。丁寧に完璧に教えてくださって、どうするか息子と相談して決めることができたんですね。とってもキレイで、でも頭キレッキレで(笑)もうすごい先生でした。
会員のみなさんに、メッセージお願いできますか?
子どもが大きくなって、いろいろ困ったことが多かったんですね。
もう子供なんか捨てたいと思いましたよね。自分は一生懸命生きてきて、愛情もいっぱい注いできたのにって思うんですよ。なのに、どうして私を困らせるのか?と思いますよね。
そんな時、ひょんなきっかけで子供の本心を聞くことがあって。
「そんな悪いことばっかりして、ママを困らせたいの?」って聞いてみたら「そうじゃないよ、楽しかっただけ。ごめんね。ママには愛情いっぱいもらってるよ」と答えてくれたんですよ、それで、この子を守っていこう!って決めたら、また強くなれたんです。
きっと、子供は何か見えない力に守られてて、自分がいなくても育っていくんだって思えたんです。親だから自分が育てるもの!と思ってましたけど、実は周りの人が育ててくれて助けてくれて、自分の力なんて小さくても大丈夫だったんです。
シングルだからこそ自分が立派に育てたいと思い込んでたんですね。そうじゃなくても大丈夫だと思えて、生きてればいいじゃないかと(笑)
今までせっかく、いろいろな経験をさせてもらったので、これを使わないとダメですよね。私の経験が、誰か一人でいいのでお役にたてるといいなと思ってます。
だから、私でよかったらいつでもお話聞きますよ。