
【「できない」を「できる」へ変えた!会員さん紹介シリーズ No61】
年間100名を超えるシングルマザーが自立しています。その中のほんの数名の方ですが、皆さんの道しるべになると思います。共感できる方の真似をしてみてください。
本日ご紹介する会員さんは、2年前に協会の紹介で関東地方の村にご家族で移住をされた武田さんです。
お子さんの希望もあり移住を検討し、実際に現地に行ってみて、移住を決められました。
そこまでの決断も早かったです。
それまではお仕事も安定しなかったようですが、移住した後は収入も増え、生活は安定したようです。
生活コストを抑えられるようにと、自治体が工夫をしてくれている地域であることも、武田さんには合っていたのだと思います。
地域の中に「人の目」が行き届いていることもあり、孤独を感じることもなく、自然と助け合うことができていることも想像できますが、その環境に自らも馴染む努力はされているので、今の環境を手にいれることが出来たのでしょう。

武田さんからのコメント
協会との出会いは、市で貰ったチラシのひとり親相談に申し込み、山木さんに子供の不登校の話を聞いていただいたのがきっかけでした。
この時から子供を「転校」させてあげられないかと考えるようになり、ある日、子供に泣きながら訴えられた言葉で移住をしようと決めました。
すぐに移住イベント動画アーカイブを送っていただき、子供と一緒に拝見させて頂きました。
生憎、移住イベントに参加することは出来なかったのですが、江成さんが「移住先の担当責任者の方にきちんとお繋ぎしますから、現地へ行って直接お話を聞いて視てきた方がいい。」と仰ってくださったので、子供と一緒に現地に赴き、お話をお聞きしました。
長年住み慣れた街を離れ、山村暮らしをするのは、とても勇気がいりましたが、住居と正職での仕事を用意していただけることや、村の子供達含め村民の方々が移住者の受入れに慣れていること、学校の先生と生徒の距離がとても近く、生徒ひとりひとりに目が届くということをお聞きして、この村に移住する決断をしました。
正直この時は、移住しても経済的には然程楽にはならないだろうと思っていました。
しかし、就かせていただいた仕事の収入が当初お聞きしていたよりも多く頂けていること、当面の間、住居の家賃の負担が掛からないようにしていただけていることなどがあり、移住前の超ケチケチ生活から脱出することができました。
移住後も山あり谷ありではありますが、現在は子供自身が望む形で勉学に励むことが出来ております。
親子共々、現在、精神的にも経済的にも落ち着いた生活が出来ていることにとても感謝しております。
※日本シングルマザー支援協会の「自立」とは、少しでも貯蓄ができていて、未来への希望を持てる状態を言います。