日本シングルマザー支援協会が全国組織なので、弁護士事務所として数少ない全国規模で展開している アディーレさんとの提携となりました。また、協会が中立な立場となるので、伝えにくいことや、聞きにくいことは協会を通してもらえればとも思います。協会は上手に活用してください。

メルマガ内で「法律コラム」をいち早くお届け。当会員の皆さまへ必要な情報を提供して頂きます。

子どものトラブル。赤ちゃんも賠償責任を負わないといけない?/アディーレ法律事務所川越支店 弁護士 室伏剛

はじめに

子どもを連れていると、目を離した隙にいたずらをしたり、トラブルを起こしてしまったりすることがありますよね。

たとえば、お店の商品を傷つけたり、お友達に怪我をさせてしまったり、他人の持ち物を汚してしまったり。

子どもの行動にヒヤヒヤしている親は多いかもしれません。

そんな子どものいたずらに、「損害賠償を請求されたら、わざとじゃないのに支払わないといけないの?」と考える方も多いはず。

今回は、子どもがトラブルを起こしてしまった場合の損害賠償の基礎知識についてご紹介します。

「賠償」とは?

「賠償」とは、民事訴訟などの場で使われる法律用語で、一般的に言われる「弁償」と同じような意味があります。

民法は、「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」(709条)と定めており、法律上、「損害賠償」という形で使われることが多い言葉です。

子どもがトラブルを起こしたときは誰が責任を負う?

赤ちゃんや12歳以下の子どもは、自分が取る行動の意味や、行動の結果どうなるかということまで理解することが難しいため、刑事責任も民事責任(賠償責任)も負わないケースがほとんどです。

しかし、その場合には親が「監督義務者」として賠償責任を負うことになるでしょう。

子どもは、イタズラをしても悪気はないことが多いです。

しかし、被害を受けた側からしてみれば、相手が子どもでも大人でも、悪気があってもなくても、被害を受けたことに変わりはありません。

そのため、イタズラによって実際に被害が発生した場合、保護者であるママやパパに賠償責任が生じるケースが多いです。

よく起こりがちなのは、スーパーで買い物中に、子どもがお店の商品を傷つけてしまうというトラブルです。

子どもに悪気はなくても、パッケージを破かれた商品は、もう売り物にはなりませんよね。

そのため、賠償責任が生じるのです。

このように、子どもは少し目を離した隙に、思いもよらない行動を取ることがあります。

常に目を離さないことは難しいですが、できるだけ未然に防いでいきましょう。

子どもが起こしたトラブルによる損害賠償事例

子どもの行為による損害賠償の事例としては、以下のようなものがあります。

  • 自転車に乗っている途中で歩行者に衝突し、歩行者がケガをした
  • 公園でボール遊びをしていたところボールが道路に飛び出し、これを避けようとして転んだバイクの運転手がケガをした

もっとも、子どもに責任が認められるかどうか、親の責任が認められるかどうかは事案によってさまざまです。

(関連記事⇒子どもと自分自身の安全のために 知っているようで意外と知らない、自転車・歩行者のルールをチェック!)

まとめ

子どものイタズラが原因でも、損害賠償が必要になることに驚いているママも多いのではないでしょうか。

ママやパパが目を離さないようにしていても、子どもは遊びに夢中になっているうちに思わぬトラブルを引き起こすことがあります。

ですが、民事上の賠償責任が生じるだけでなく、犯罪となってしまう場合もあるため、注意が必要です。

そして、いずれの場合も、基本的に親は子どもの行動について責任逃れはできません。

そのため、普段からお子さんの行動には十分注意をはらっていただくことが大事です。

困ったことがあれば、弁護士に相談してみるといいでしょう

アディーレ法律事務所川越支店 弁護士 室伏 剛
https://www.official.adire.jp/profile/murohushi_tsuyoshi/

アディーレ法律事務所

「より身近な、より依頼しやすい法律事務所へ。」
https://www.adire.jp/challenge/

全国拠点一覧

【北海道】
札幌・ 旭川・ 函館・ 釧路・ 苫小牧・ 帯広
【東北】
青森・ 八戸・ 盛岡・ 仙台・ 郡山
【東京】
池袋本店・ 新宿・ 立川・ 北千住・ 町田
【関東】
横浜・ 川崎・ 横須賀・ 大宮・ 川越・ 千葉・ 船橋・ 柏・ 水戸・ 宇都宮・ 高崎
【東海】
名古屋・ 名古屋栄・岡崎・ 静岡・ 浜松・ 沼津・ 岐阜・ 津
【北陸・信州】
新潟・ 長岡・ 長野・ 松本・ 金沢・ 富山
【関西】
大阪・ なんば・ 堺・ 枚方・ 京都・ 神戸・ 姫路・ 奈良・ 滋賀草津・ 和歌山
【中国・四国】
広島・ 福山・ 岡山・ 高松・ 松山
【九州・沖縄】
福岡・ 小倉・ 久留米・ 長崎・ 佐世保・ 熊本・ 大分・ 鹿児島・ 那覇

無料法律相談

シングルマザー協会会員の皆さまには、特別に法律相談を実施しております。

法律を知っておくことで生活に役立つことがたくさんありますので、お気軽にご相談ください。

相談方法:
電話ないしWEB会議
※Web会議はWebexを使用致します

相談時間:
概ね30分程度

回数:
1回のみ(2回目以降は有料となります)

お受けできる分野

  • 家事事件(離婚、親権、面会交流、養育費等)
  • 交通事故事件
  • 労働問題(残業代、不当解雇、パワハラ、セクハラなど)
  • 借金問題
  • B型肝炎給付金請求について
  • 相続放棄(遺産相続分野)
  • SNS等における投稿記事、投稿コメントの削除請求、投稿記事、投稿コメントを発信者の情報開示請求(インターネット権利侵害分野)

申し込み等詳しくはシングルマザー協会にお問合せください。

日本シングルマザー支援協会より

アディーレ法律事務所の弁護士先生の専門家のコラムです。ぜひ知識を増やしてくださいね。知っていると得することはたくさんあります。
働くことも同じです。知識を増やして、知っていることを増やして得してください。

メルマガ内で「法律コラム」をいち早くお届け。当会員の皆さまへ必要な情報を提供して頂きます。

会員登録はコチラ登録・会費無料。あなたに寄り添うメルマガをお送りします